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【毎月の返済額】|毎月の返済額はどう決まる?無理のない住宅ローン計画の考え方

2026.10.05

こんにちは!
家づくりワンポイント講座です。


「この家なら、毎月の住宅ローンはいくらになるんだろう?」
マイホームを検討するとき、多くの方が気になるのが「毎月の返済額」です。

住宅ローンは長期間にわたって返済していくものなので、月々の返済額が家計にどのくらい影響するのかは、家づくりの大切なポイントですね。

実は、毎月の返済額は「家の価格」だけで決まるわけではありません。

いくら借りるのか、金利は何%なのか、何年かけて返すのか、どのような返済方法を選ぶのかによって変わります。

今回は、住宅ローンの毎月の返済額が決まる仕組みと、無理のない返済計画を考えるときのポイントを、できるだけわかりやすく整理します。






■毎月の返済額は何で決まる?

住宅ローンの返済額を左右する主な要素は、次の4つです。
 ・借入額
 ・金利
 ・返済期間
 ・返済方法
たとえば、同じ3,000万円を借りる場合でも、金利や返済期間が違えば、毎月の返済額や最終的に支払う利息は変わります。

住宅金融支援機構の「フラット35」でも、元利均等返済と元金均等返済の2つの返済方法が用意されています。


■「借入額」が大きくなるほど、毎月の返済額も大きくなる

当然ですが、借りる金額が増えるほど、毎月返済する金額も大きくなります。

たとえば、
 「もう少し予算を上げて、広い家にしたい」
 「設備をグレードアップしたい」
という希望が出てくることもあります。

ただし、建築費を増やす場合には、その分を住宅ローンで借りるのか、自己資金で支払うのかによって、今後の家計への影響も変わります。

そのため、家の予算を考えるときは、
「いくらの家が買えるか」ではなく、「毎月いくらなら無理なく返せるか」
という視点から考えることも大切です。


■「金利」によっても返済額は変わる

住宅ローンでは、金利も重要なポイントです。
同じ金額を借りても、金利が違えば毎月の返済額や総返済額が変わります。

また、住宅ローンには固定金利型や変動金利型など、さまざまなタイプがあります。

そのため、住宅ローンを比較するときは、単純に「今の毎月返済額が安い」というだけではなく、
 ・金利がどのように変わる可能性があるか
 ・返済期間は何年か
 ・総返済額はいくらになるのか
 ・諸費用などを含めるといくらになるのか
といった点まで確認することが大切です。

住宅金融支援機構でも、毎月の返済額だけではなく、諸費用を含めた総支払額などを比較できるシミュレーションを提供しています。


■「返済期間」が長いほど、毎月の負担は抑えやすい

住宅ローンでは、返済期間を長くすると、一般的に毎月の返済額を抑えやすくなります。
一方で、返済期間が長くなるほど、利息を含めた総返済額が大きくなる場合があります。

つまり、
毎月の負担を抑えることと、総返済額を抑えることは、必ずしも同じではありません。

「月々いくらなら払えるか」だけではなく、「最終的にいくら支払うことになるのか」も一緒に確認しておきたいところです。


■「審査に通る金額」=「無理なく返せる金額」ではない

ここは、住宅ローンを考えるうえで特に大切なポイントです。

住宅ローンには、金融機関による審査があります。

たとえばフラット35では、年収に占める年間の合計返済額の割合である「総返済負担率」について、年収400万円未満の場合は30%以下、400万円以上の場合は35%以下という基準が設けられています。なお、この基準は金融機関によって異なる場合があります。

また、この計算では住宅ローンだけでなく、自動車ローンや教育ローン、カードローンなど、ほかの借入れも含まれます。

ただし、これはあくまで「審査上の基準」の話です。

実際の生活では、
 ・食費
 ・光熱費
 ・教育費
 ・車の維持費
 ・保険
 ・固定資産税
 ・住宅のメンテナンス費用
 ・将来の貯蓄
など、住宅ローン以外にもさまざまな支出があります。

そのため、
「借りられる金額」ではなく「生活を続けながら返せる金額」を考えること
が大切です。


■将来の家計も考えて返済額を決める

住宅ローンを組む時点では、
「今の収入なら、この返済額なら大丈夫」
と思っていても、将来の家計が同じとは限りません。

たとえば、子どもが成長すれば教育費が増える可能性があります。
車を買い替える時期が来るかもしれません。
また、住宅そのものにも、将来的には設備の交換やメンテナンスなどの費用が発生する可能性があります。

だからこそ、住宅ローンのシミュレーションでは、現在の家計だけではなく、将来のライフイベントまで含めて考えることが重要です。

住宅金融支援機構の資金計画シミュレーションでも、毎月の家計収支や将来のライフイベントを踏まえたキャッシュフローを試算できます。


■「住宅ローン+住宅にかかる費用」で考える


毎月の住宅費を考えるとき、住宅ローンだけを見てしまうと、実際の家計を正確にイメージしにくくなります。

住宅ローン以外にも、
 住宅ローン
 + 固定資産税など
 + 火災・地震保険
 + 将来のメンテナンス費用
 + 駐車場・外構などの維持費
といった費用があります。

すべての費用が毎月発生するわけではありませんが、年間・長期的な支出として考えておくと安心です。


■ボーナス払いは慎重に考える

住宅ローンには、毎月の返済に加えてボーナス時に返済する「ボーナス払い」を設定できる商品もあります。
フラット35でも、6か月ごとのボーナス払いを併用できます。
ボーナス払いを利用すると、通常月の返済額を抑えられる場合があります。

一方で、ボーナスは会社の業績や働き方などによって変動する可能性があります。

そのため、
「ボーナスがなくても住宅ローンを返済できるか」
という視点で、一度家計を確認しておくと安心です。


■毎月の返済額は「暮らし」から逆算する

住宅ローンの計画では、
 「このくらいの家を建てたい」
      ↓
 「だから、このくらい借りよう」

という考え方だけではなく、
 「毎月の生活費はいくら必要か」
      ↓
 「将来の支出はいくらくらい見込むか」
      ↓
 「住宅に使える金額はいくらか」
      ↓
 「その範囲でどんな家を建てられるか」
という順番で考えてみる方法もあります。

住宅は、建てることがゴールではありません。

家族がその家で安心して暮らし続けられることも、とても大切です。


■まとめ

毎月の住宅ローン返済額は、借入額・金利・返済期間・返済方法などによって変わります。

住宅金融支援機構では、元利均等返済と元金均等返済の違いや、それぞれの返済額・利息額などを具体的なシミュレーションで示しています。

また、住宅ローンの審査では、住宅ローン以外の借入れを含めた「総返済負担率」が判断材料となる場合があります。フラット35では、年収に応じた基準が設定されています。

ただし、金融機関の審査基準を満たすことと、実際の生活において無理なく返済できることは別の問題です。

そのため、家計の状況や将来のライフイベントを踏まえて返済額を検討することが重要です。

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