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【準耐火構造】|準耐火構造とは?耐火構造との違いを解説

2026.07.06

こんにちは!
家づくりワンポイント講座です。

家づくりを進めていると、
  「この地域は準耐火仕様が必要です」
  「省令準耐火構造です」
  「耐火構造とは違います」
など、少し似た言葉が出てきて混乱することがありますよね。

特に火災対策は、普段あまり意識しない分、
違いがわかりにくい部分かもしれません。

でも実は、
  ・火災時の安全性
  ・火災保険
  ・建築コスト
  ・建てられる建物条件
にも関わる大切なポイントです。

今回は、「準耐火構造とは何か?」を、耐火構造との違いも含めてやさしく整理していきます。





■準耐火構造とは?

準耐火構造とは、
火災時に一定時間、建物が燃え広がりにくく、倒壊しにくいように設計された構造です。

建築基準法では、
  ・柱
  ・梁(はり)
  ・壁
  ・床
  ・屋根
などの主要部分に、防火性能を持たせることが求められます。

簡単に言うと、

👉「火災時に“すぐ燃え広がらない”ようにする構造」 というイメージですね。


■耐火構造との違い

ここが最も気になるポイントですね。

耐火構造と準耐火構造は、どちらも火災対策ですが、
求められる性能レベルが異なります。

  項目     /  準耐火構造       /  耐火構造
  性能レベル  /  中程度         /  より高い
  火災時    /  延焼・倒壊を遅らせる  /  長時間倒壊を防ぐ
  主な用途   /  木造住宅など      /  ビル・マンション等
  コスト    /  比較的抑えやすい    /  高くなりやすい

つまり、

👉「耐火構造ほどではないが、防火性能を高めた住宅」

と考えるとわかりやすいです。


■どんな方法で火に強くするの?

準耐火構造では、主に次のような工夫が行われます。

 ①石こうボードで覆う
  壁・天井内部に耐火性の高い石こうボードを施工します。
  木材を火から守る役割があります。

 ②ファイヤーストップ構造
  壁内部などで火が一気に広がらないよう、区画を細かく分ける工夫です。

 ③開口部対策
  窓やドアにも防火性能が求められる場合があります。


■「省令準耐火構造」とは?

住宅会社でよく聞くのが「省令準耐火構造」です。

これは、住宅金融支援機構の基準に基づいた木造住宅仕様の一つです。

特徴としては、
  ・火災の広がりを抑える
  ・隣家への延焼を遅らせる
  ・一定の防火性能を持つ
などがあります。

また、火災保険料が下がる場合もあります。

ただし、

👉「建築基準法上の準耐火構造」と完全に同じ意味ではない

ため、詳細確認が必要です。


■準耐火構造のメリット

 ①火災時の安全性向上
  避難時間確保につながります。

 ②火災保険が安くなる場合がある
  省令準耐火仕様では、保険料軽減が期待できるケースがあります。

 ③木造でも対応しやすい
  耐火構造よりコストバランスを取りやすい傾向があります。


■注意点

もちろん注意点もあります。

 ①「燃えない家」ではない
  火災被害を完全に防げるわけではありません。

 ②仕様によって性能差がある
  同じ「準耐火」でも認定仕様が異なる場合があります。

 ③地域条件で必要性能が変わる
  準防火地域・防火地域など、法規条件によって求められる仕様が異なります。

 ④施工品質が重要
  防火被覆や細部納まりが不十分だと、性能低下につながる可能性があります。


■まとめ

準耐火構造は、
火災時の延焼や倒壊を遅らせるための、防火性能を高めた構造です。

特に木造住宅では、
 ・安全性
 ・コスト
 ・保険料
のバランスから採用されるケースが多くなっています。

また、
 ・耐火構造
 ・準耐火構造
 ・省令準耐火構造
は似ているようで制度や基準が異なるため、
内容をしっかり確認することが大切ですね。

不明点がある場合は、建築士や住宅会社へ確認すると安心です。

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