【LOW-E複層ガラス】|LOW-E複層ガラスとは?断熱・遮熱の仕組みを解説
2026.06.01
こんにちは!
家づくりワンポイント講座です。
家づくりやリフォームで窓を調べていると、
「LOW-E複層ガラス」という言葉をよく見かけますよね。
なんとなく“性能が良さそう”なイメージはあるけれど、
普通の複層ガラスと何が違うの?
本当に暑さ・寒さ対策になるの?
「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」って何?
と迷う方も多いかもしれません。
実は、窓は住宅の快適性を大きく左右する部分です。
今回はLOW-E複層ガラスの仕組みを、できるだけわかりやすく整理していきます。
■LOW-E複層ガラスとは?
LOW-E複層ガラスとは、
複数枚のガラスの間に空気層を設けた「複層ガラス」に、
特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングした高性能ガラスです。
「Low-E」は、“Low Emissivity(低放射)”の略です。
少し難しく聞こえますが、簡単に言うと、
👉「熱を伝わりにくくする工夫をしたガラス」
というイメージですね。
■なぜ断熱性能が高くなるの?
ポイントは「熱の移動を抑えること」です。
通常の窓ガラスは、冬になると室内の暖かい熱が外へ逃げやすい性質があります。
LOW-E膜は、この“熱の出入り”を抑える役割を持っています。
そのため、
冬 → 暖房熱を外へ逃がしにくい
夏 → 外の熱気を室内へ入りにくくする
効果が期待できます。
つまり、エアコン効率を高めやすくなるんですね。
■「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」の違い
ここは住宅選びでとても重要なポイントです。
LOW-E複層ガラスには、大きく2種類あります。
①断熱タイプ(寒冷地向けに多い)
特徴:
室内の熱を逃がしにくい
冬の暖房効率を重視
寒い地域では特に効果を感じやすいです。
冬の室温低下を抑えたい場合に採用されやすいですね。
②遮熱タイプ(日射対策重視)
特徴:
太陽の日差し熱を入りにくくする
夏の暑さ対策向け
西日が強い部屋などで採用されることがあります。
冷房負荷を下げたい住宅で選ばれるケースもあります。
■結露対策にもつながる
LOW-E複層ガラスは、室内側ガラスの温度低下を抑えやすいため、
結露軽減にも効果が期待できます。
ただし、
・室内湿度
・換気不足
・サッシ性能
などでも結露状況は変わります。
そのため、
「LOW-Eなら完全に結露しない」とは言い切れません。
■樹脂サッシとの組み合わせが重要
実は、ガラスだけでなく“窓全体”で性能が決まります。
例えば、
・LOW-Eガラス
・樹脂サッシ
・気密性能
を組み合わせることで、より高い断熱性能を目指しやすくなります。
最近の高断熱住宅では、この組み合わせが増えています。
■注意点
性能が高い一方で、注意点もあります。
①価格はやや高め
一般ガラスよりコストアップするケースがあります。
②地域によって最適仕様が違う
寒冷地と温暖地では、
「断熱重視」か「遮熱重視」かの考え方が変わります。
③日射取得とのバランスが必要
遮熱性能を高めすぎると、冬の日射熱も入りにくくなる場合があります。
設計では、
・方角
・地域
・窓サイズ
とのバランス検討が大切です。
■まとめ
LOW-E複層ガラスは、
住宅の快適性と省エネ性能を高めやすい高性能ガラスです。
特に、
・冬の寒さ
・夏の暑さ
・光熱費
・結露
が気になる方には、検討価値の高い仕様と言えるかもしれません。
ただし、窓性能は「ガラス単体」ではなく、
サッシや住宅全体の断熱計画との組み合わせが重要です。
迷った場合は、地域特性に詳しい建築士や住宅会社へ相談すると安心ですね。






