【審査】|住宅ローン審査ってなにを見るの?落ちるケースと通るコツ、教えます
2025.11.24
こんにちは!
家づくりワンポイント講座です。
住宅ローンを利用して家を建てるとき、まず避けて通れないのが「審査」です。
金融機関は、返済が可能かどうかを確認するために、さまざまな角度からチェックを行います。
この記事では、審査で見られるポイント、落ちてしまう主な理由、そしてスムーズに通るためのコツを建築士の視点も交えて解説します。
◆審査【しんさ】
🔍 審査ではここを見ている!
審査で重視されるポイントは、主に次の5つです。
①年齢と健康状態
ローン完済時の年齢が高すぎると、返済期間が短くなるため借入額が制限されることがあります。
また、団体信用生命保険(団信)に加入できない場合も融資が難しくなります。
②勤続年数と職業の安定性
転職直後や自営業の場合は、収入の安定性を証明できる書類(確定申告書など)が求められます。
一般的に勤続3年以上が目安とされています。
③年収と返済負担率
年収に対してローンの返済額が多すぎると、審査は厳しくなります。
金融機関によって異なりますが、「返済負担率=年収の30〜35%以内」が目安です。
④他の借入状況
車のローンやクレジットカードのリボ払いなどがあると、総返済額が増え、審査に影響することがあります。
⑤担保評価(購入する土地や建物の価値)
建物や土地の評価額が低い場合、希望額すべての融資が通らないこともあります。
⚠️ 審査に落ちやすい主なケース
・年収に対して希望借入額が大きすぎる
・クレジットカードや携帯電話料金などの支払い遅延がある
・転職して間もない、または収入が不安定
・他のローン(車・教育ローンなど)の残債が多い
・団信(団体信用生命保険)に加入できなかった
「まさかそんなことで?」と思われるような小さな遅延履歴でも、審査に影響する場合があります。
特にスマホの端末代金を分割で支払っている場合も「ローン扱い」になるため注意が必要です。
💡 審査に通りやすくなるコツ
①事前審査を早めに受ける
土地や建物を決める前に事前審査を受けると、現実的な予算がわかり、余裕を持って計画できます。
②借入希望額を少し抑える
自己資金を増やす、頭金を用意するなどで借入額を減らすと、審査通過率が上がります。
③クレジットの利用状況を整理しておく
リボ払いやキャッシングの残高を減らしておくと、信用情報の印象が良くなります。
④複数の金融機関を比較する
同じ条件でも、金融機関ごとに審査基準は異なります。
事前審査を複数社に申し込み、条件を見比べてみましょう。
🏡 建築士からのアドバイス
住宅の設計や土地選びを進める際には、「借入可能額」を把握することが最初の一歩です。
審査を通して自分の資金計画を明確にしておくと、無理のない家づくりができます。
また、建築士は建物の見積もりや資金計画の相談にも乗れる立場です。
「いくらくらいの家が建てられるか」や「自己資金をどこに使うべきか」といったご相談もお気軽にどうぞ。






