【サイディング】|サイディング外壁、どれを選べばいいの?
2025.09.29
こんにちは!
家づくりワンポイント講座です。
暑さがやわらいで、外に出るのが心地よく感じられるこの季節。
家づくりの中でも「外まわり」のことをゆっくり考えるには、とても良い時期です。
外構はもちろん、建物の“顔”ともいえる外壁も、そのひとつです。
最近では、サイディングを採用される方が増えてきました。
サイディングとは、外壁に使われるパネル状の建材のこと。
素材もさまざまで、窯業系(ようぎょうけい)、金属系、木質系など、それぞれ特徴があります。
特に人気があるのは、窯業系サイディング。
耐久性や防火性に優れていて、デザインも年々進化しています。
木目調や石目調、モダンなフラット仕上げなど、建物の印象を大きく左右する部分なので、
外構とのバランスを考えながら選ぶことが大切です。
たとえば、植栽の緑と相性の良い柔らかいベージュやグレー系のサイディングにすると、
優しく落ち着いた印象に。
一方で、金属サイディングを使ってシャープに仕上げれば、現代的な雰囲気にもなります。
外構と外壁は、別々に考えられがちですが、
実はどちらも「家のたたずまい」を決める大切な要素です。
設計の段階から、街との調和、光のあたり方、将来的なメンテナンス性までを見据えて、
バランスよく整えていくことが、長く心地よく住むためのポイントだと感じています。
◆サイディング【さいでぃんぐ】
ボード状の外壁材のことをいう。
・窯業系(ようぎょうけい)
セメントなどを原料とし、耐火性に優れている。
・金属系
鋼板などを成型している。
スタイリッシュな印象で、軽量かつ耐久性も高い。
・木質系
木材に一定の防火性能を持たせなければならない。
耐熱性は高いが、経年劣化の影響は受けやすい。






